春本番となり、ツバメが飛び交う季節になりました。
「ツバメが巣をつくった家は栄える」と昔からいわれているように、ツバメは私たちにとって大変身近な存在です。
今回は、ツバメの豆知識をご紹介
ツバメは全長17cm前後、羽を広げると約32cmの比較的小さな鳥です。
背中が黒く、お腹が白いのが特長で、首回りは黒くまるでネックレスをつけているかのようです。
のどの部分と額の部分は赤色の小柄な可愛い鳥です。
普段私たちはツバメを見かけても「飛ぶのが速い!」などとは感じたことはありませんよね。
しかし実はツバメは大変飛行能力に優れた鳥だということをご存じでしょうか。
ツバメは、普段はだいたい時速47キロメートルぐらいで飛行しますが、えさを捕獲するときや天敵であるカラスなどから逃げるときには、時速200km近いスピードで飛行することもあるということです。
また一日に300km以上飛ぶことも可能だということで、このことからも大変身体能力が高い鳥だといえます。
さて、皆さんはツバメの鳴き声って、聞いたことがありますか?
あまり馴染みがないかもしれませんが、ツバメも実は鳴いています。
親子同士やオス・メス同士のコミュニケーションツールとして鳴くそうです。
オスが「チュピチュピチュピジー」と鳴くのは、メスを呼んだり、他のオスにメスに近づくなと警告するときだといわれています。
このほか、「チャカ」と鳴くときは、交尾に誘うとき、ヒナに親鳥がエサをもってきたときには「チュイ」と鳴き、それに対してヒナは「ジャージャー」と鳴くのだそうです。
身近な場所で巣作りをしていたら、ぜひこのようなツバメの鳴き声にも耳を傾けてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。